ソロ奥入瀬旅①~デジタルデトックス~
ソロ旅の一番の良いところは、他の人に気を遣うことなく旅ができるところだと思う。
自分の行きたいところにだけ行けるし、
食べたいものだけ食べられるし、
その日の気分で急遽予定変更もできる。
これが誰か他人と行くとなると、これは大変。
食をメインの旅にしたいのか、
旅行雑誌に載っているようなオススメスポットを見たいのか
はたまたマイナーな場所だったり、 遺跡とか博物館とか文化的な旅にしたいのか、
交通費は気にせず時間優先でガンガンタクシー移動するのか、 電車やバスを使ってのんびり回るのか。
考え出すとキリがないくらい、 人に合わせなければいけないことは多い気がする。
いやいや、仲良い子と一緒に何となく旅ができればそれでいいよ! !!
と、思うかもしれないが、人間案外そんなことはないはず。
別に、いいよいいよ~、と言いながら内心は
「あっ、もう疲れたから戻ってもいいかな・・・」
「そっちの店よりこっちの店の方がおいしそうだな・・・」
とか、誰しも思ったことはあると思う。
ソロはそのような変な思考回路を辿る必要はなく、純粋に自分の行きたい、食べたい、
これやりたいという欲求をそのまま叶えることができる。
素晴らしい・・・・!!!
そして、特に今回のソロ旅では
「デジタルデトックス」 をテーマにしてみた。
といっても、完全に電子機器を持たないわけではない。
一応平成生まれの現代っ子なので、携帯がないのはきつい。
今回の「デジタル」は主に、社用携帯+SNSである。
最近は休みの日でも社用の携帯をチェックしてしまうことが多くな り、
何だかんだ有給でも仕事してしまったり、
少しばかり面倒な仕事が入ってきていることが分かり気持ちが落ち込んだり、、、
そんなことが多かった。
そして、そんな細かいストレスの積み重ねで
結構な精神的疲労が自分にきているということに最近気が付いた。
あとのSNSに関しては言わずもがなである。
暇だから携帯見よう、という時間をできるだけ辞めて「旅」そのものを楽しもう。
と、前置きが長くなってしまったが、
一度学生時代に大会で青森に来たことはあったが、観光はしたことがなかった。
今回の移動は飛行機ではなく新幹線。
改札外の売店で、おつまみとビールを購入。
まだ朝の7時だけど、旅の初めはビールを飲まざるを得ないよね。
普通のビールと迷いに迷って、
せっかく東京駅発だし、
旅の出だしは重要!!!!
ということで、1本500円くらいするちょっぴりお高いクラフトビールを購入。
缶のデザインも可愛いし、これはテンション上がる。
良いチョイスをしたな私、ケチらなくてよかった。
移動中のビールって、 何でこんなにウキウキした気持ちになるんだろう。
ビールを飲みながら、流れゆく車窓をただひたすら眺める。
デジタルデトックスなので、 携帯をさわるのは基本写真を撮る時だけで、音楽も聴かずに永遠に外を眺めたり、 席の前にささっているパンフレットを読んだりのんびりと過ごした。
高層ビルが立ち並ぶ都会のエリアから、
少しずつ建物が低くなって家が大きくなって、緑が増えていく。
空もどんどん大きくなっていく。
良い景色だなあ・・・・
なんて考えていると、東京駅から約3時間弱、新青森駅に到着。
意外と時間の流れは早く、そんなに退屈しなかった。
早速青森らしく、ねぶたがお出迎え。
一度でいいから本場のねぶた祭り、参加してみたいなあ。
新青森駅からはバスで移動。
意外としっかりした観光バスだった。
修学旅行感がある。
そして今回の目的地、
星野リゾートは結構好きでいろいろなところに泊まったことはある が、もちろん青森は初めて。
もう一か所、青森屋と迷ったが、今回はわちゃわちゃテーマパーク系というよりはとにかく
のんびりしたかったので、 渓流沿いにあるこちらをチョイスした。
ちなみに、平日1人で1泊2食付で25,000円ほど。
星野リゾートと聞くとアホみたいな価格設定のイメージがあるが、場所と時期を考慮すれば意外とお安く泊まれるところもあるのである。
写真の通り、とにかくフロント正面の景色が美しい。
美しすぎて、 もはや部屋ではなくフロントのロビーにふとんを敷いて寝かせてほしい。
チェックインは15時だが、13時と少し早い時間に到着してしまったのでフロントに荷物を預けて、周辺を散策する。
ホテルから徒歩3分ほどの「渓流の駅おいらせ」に寄ってみる。
まずまずの品揃えなので、ここでお土産を買ってもいいかも。
ただ、お酒の値段はホテル内の売店よりも高いので要注意。
(他の施設よりもここだけ50円くらい高かった)
まずは腹ごしらえ、といきたいところだが、
ホテルの夕食がブッフェなので今食べてしまうと夜食べられなくなるな・・・
という貧乏性が出たので、とりあえず名物っぽい「苔ソフト」 をいただく。
普通のソフトクリームに抹茶パウダーとチョコソースがかかっている。
見た目が名物っぽいだけで味はいたって普通。
そしてこれはコーンで注文することをオススメする。
写真を見れば分かる通り、カップだと苔感が伝わらず、 全く映えなかった。
失敗した。
さらにそこからゆるゆると徒歩移動。
緑と青空が美しすぎる・・・・。
徒歩15分ほどで、次の目的地である
「奥入瀬渓流温泉スキー場」に到着。
こちらはゲレンデ一面にカラフルな「芝桜」が植えられており、ちょうど私が見に行った頃に満開となっていた。
2020年頃から新しく始まった取組みらしい。
もしかしたらネモフィラみたいに有名になったりして。。。
でも、とにかく綺麗!!!
写真で見てキレイだけど実物がっかり、というパターンではなく実際に見てもこれはかなり綺麗だった。
一番上のゲレンデ中腹まで歩くのは意外ときつかったが、ゆっくり休みながら歩いても15分はかからないはず。
上から見る芝桜も、登り切った! という達成感も加算ポイントとなり、より美しく、
優越感に浸りながら鑑賞することができた。
ちなみに、こちらの芝桜は無料。
受付とかもする必要なく、誰でもご自由にどうぞスタイル。
いや、むしろ100円くらい払いますよ・・・・
という気持ちになるくらいには綺麗だった。
芝桜を堪能したところでホテルまで徒歩で戻る。
チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いたら、お待ちかねのシードルタイム!!!!!
というのは、 先ほどのロビーで行われている
ウェルカムドリンクのサービスの一つ。
コーヒーと紅茶、リンゴジュースの他に、
期間限定でシードル(もちろんアルコール入り)が15~ 18時まで無料で好きなだけ飲めるのである!!
こんなにも美しい景色を見ながら、青森特産のシードルを1人でゆったりと堪能しながら飲むことができる・・・・
初日にして幸せ度は満点である。
満足するまでシードルをいただき、部屋へ移動。
部屋も快適すぎるな〜〜。
温泉に入ってさっぱりしてから夕食のブッフェ会場へ。
その名も「青森りんごキッチン」。
りんご押しがすごい(笑)
ブッフェも種類豊富で、 鶏とりんごのクリーム煮やホタテの炊き込みご飯など青森らしいラインナップ。
また、できたてを提供してもらえるライブキッチンでは、ローストビーフや、
これでもか!!!! というほどホタテがのっている贅沢ホタテ丼、
リンゴパイ(自分でソフトクリームをまきまきできる) などなどが提供されていた。
超絶絶品!!!という品があったわけではないけど、満遍なく全部美味しくて大満足。
お腹がはちきれそう・・・・(これまた貧乏性?笑)
お腹がいっぱいと言いながらも、 しっかりと部屋でビールをいただく。
「ビールは別腹」という言葉もあるくらいだからね。
(出典:私個人の辞書)
定番のピルスナー、
甘くて飲みやすいヴァイツェン、
少し濃いめのアンバーラガー、
黒ビールのダークラガー。
せっかく飲むなら全部飲み比べたいので
一気に4本全部開栓!!1人で!!!!
何という贅沢・・・!!!!
個人的にはピルスナーとアンバーラガーがお気に入りだったので、明日はこの2本を中心に攻めよう。
2日目へ続きます。
ひとまず奥入瀬ビールで乾杯!!!