ソロ奥入瀬旅②〜自転車でプチ脱輪〜
2日目を書くまでに3週間も間が空いてしまった。
今思い出しても、楽しい旅だったなあ。
濃い旅だったなあ。
やっぱり自然が一番だなあ。
ということで、ビールと自然たっぷりの2日目について、文章は軽め写真多めで記録したいと思う。
まずは朝食。
通常プランは1泊2食で、朝食も夕食もブッフェスタイルだけど、
+1,300円で「渓流テラス朝食」というプランに変更することができる。
なんと美しく落ち着く、大自然なロケーション…
最高かよ…
席は全部で8箇所くらいあった気がする。
椅子に置いてあるクッションも苔色になっているし、地面や木を連想させるような色合いで
テーブルや椅子、ウッドデッキが設置されているので、自分も自然の中にいるかのように感じることができる。
細部までのこだわり、さすが星野リゾート。
料理が来るまでの間、席の中央付近にあるドリンクカウンターで好きなドリンクをセルフで取るスタイル。
コーヒー紅茶はもちろん、ホットミルクやリンゴジュース、有料でシャンパンも。
このロケーションで朝からシャンパン飲んだら最高だよな…と思いつつ、これから自転車で移動する予定があるのでお酒はぐっと我慢。
ホットミルクをいただこう。
……………。
………………………。
ん?
これは有料?
……………!!!!!!!!!!!!!
なんと!!!!
奥入瀬ビールがフリードリンクだと!?!?
そしてちゃんと瓶のまま!?!?!?!?
衝撃である。
全く知らなかった驚きのサプライズすぎて1人で発狂した(心の中で)
これは…
自転車乗るけど、飲酒運転にはならないし…
飲むしかないでしょ!!!!!!!!
これを幸せと呼ばずして、
何を幸せというのだろうか。
と、1人ビールを飲みながらテンションが上がっていると、オシャレなボックスで朝食が運ばれてきた。
ブッフェのようにおかわりは出来ず、かなりチマチマした量なので、とにかくたくさん食べたい人にとっては物足りないのかもしれない。
でも、フリーでビールやシードルもあるし、
何よりロケーションが最高なので追加料金をする価値は大ありである。
ブッフェだとごちゃごちゃしてて落ち着かないしね。
ここだと静かに、奥入瀬渓流を肌で感じながら優雅に過ごすことができる。
朝食で大満足したら、いよいよメインの奥入瀬渓流観光である。
ホテルの横にある奥入瀬渓流館で電動自転車をレンタル。
自転車に乗るのは8年ぶりだし、何なら人生初の電動アシスト付き自転車。
(そしてビール飲んでる飲酒運転)
小さい頃から自転車は苦手だったので、やや不安はあるが、車もそんなに通らないだろうしのんびり行こう。
ゴールは十和田湖!いざ!!!!
と、まあこんな感じである。
(ざっくりしすぎ)
ポイントそれぞれに小さな看板が立っているので、それを見つけては止まって見て、写真撮ってまた出発!
の繰り返し。
車などで行くと気が付かないようなところもあったり、気になったらすぐに止まることができる。
そして心地よい渓流の音と風を感じることができるので、断然自転車で回ることをオススメする。
ちなみに、最初の方フラフラして1人で溝にハマった。
(お酒のせいか運転スキルか、どちらが原因かは不明)
何もない平地で、道が細いわけでなく、何かを避けようとしたわけでもなく、プチ脱輪。
1人で「ああああああああああ」と言いながら静かに落ちた。
誰も見ていなくてよかった。
自転車を漕いで、約2時間ちょい、
約14kmの奥入瀬渓流をサイクリングして
どーーーーんと見えてから十和田湖!
これが意外と感動ものな景色だった。
頑張ってゆるい登り坂を漕ぎ続けたという達成感と、この文句なしの晴天。
自転車は乗り捨て可能なので返却手続きを済ませ、急いで次の目的である
遊覧船のチケットを購入。
多い時には800人ほどの満員にもなるであろう大型遊覧船、
なんとこの日は贅沢に私含めて3組4人のみだった。
1階、2階、3階とあるので、何となくそれぞれが違うフロアへ(笑)
ここは2階の船内。
色々なアナウンスが一番よく聞こえる。
2階のデッキ部分にビールの自動販売機を発見。
もちろん、迷いなく購入し、一番景色の良い3階へ!
運動した後のご褒美ビールは最高である。
(サイクリングを運動と呼んで良いのだろうか)
あまりに気持ちが良かったので、船内にはほぼ入らず、約50分の遊覧はデッキで過ごした。
海とは違い湖なので、潮風でベタベタになることもなく、ただただ快適で気持ち良いクルーズだった。
私が乗ったのは、子ノ口から休屋までの片道遊覧。
バスまで時間があるので、ゆるゆると周辺をお散歩しよう。
わりと有名な乙女の像。
パワースポットとして有名な十和田神社。
他にも色々見たが、本日最後のメインイベントはこの後なのである。
バスで来たのは、奥入瀬ろまんパーク。
大きめな道の駅、という表現が一番近いのかもしれない。
いくつか施設が入っているのだが、私が目指していたのは、もちろんここ!!
奥入瀬麦酒館である。
奥に見えるのは、実際に醸造しているタンク。
近くで見ることはできないが、客席から見ることができるのはありがたいし、なかなかの迫力がある。
店内は天井が高い広々としたホール。
う〜〜〜ん、絶品幸せ………
今日のルート、我ながら最高すぎでは?
夕食はホテルのブッフェが付いているので、フードは泣く泣くこの1品のみ注文。
このあとビールを何杯飲んだのか、それはご想像にお任せしよう。
奥入瀬麦酒館からホテルまではタクシーで帰ろうと思っていたが、
親切な店員さんがわざわざ地元の路線バスを教えてくれて、
予定していた交通費を大幅に削減することができた。
本当に助かった…ありがとうございます。
誰も乗っていないローカルなバスに乗るのも、なかなか風情があって良かった。
どこやねん、というような田んぼ道を通ったり、普通の観光では絶対に通らないようなマイナーな道を走っていたので、退屈することなく、ぼーっと景色を眺める40分間だった。
そんなこんなで、ホテルを出発したのは朝10時だったが、
帰ってくる頃にはこんなに真っ暗に。
奥入瀬渓流を肌で感じ、十和田湖の大自然を感じ、ビールを好きなだけ飲み…。
何て素敵な日だったんだ。
明日で帰るの普通に嫌だ…ここに住みたい……
次回の更新はいつになることやら…(笑)
最終日に向けて、ビールで乾杯!!!